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…詩集出版化に向けて…

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2月19日付けで私の詩集『12のちいさなものがたり』がオンライン無料読み物サイト、『アルファポリス―電網浮遊都市―』にて公開されることとなりました。ドリームブッククラブという企画で詩集の出版化(紙媒体)を目指すためです。

ドリームブッククラブでは、読者の方々からの支援を募り、作品の紙媒体出版化を目指します。

支援方法には3通りあります。
出資(一口一万円)、購入予約、携帯からの投票がその3つ。
いずれの支援も、アルファポリスへの市民登録(無料)が必要となります。

それぞれの支援方法はこちら↓
出資の方法。
購入予約の方法。
携帯投票の方法。

(私はアルファポリスでは、宮下幸子(本名です)という名で市民登録しています)

支援画面、作品集はこちらです。
スクロールしていただければ下のほうに(苦笑)私の作品と支援画面が出てくるので、どうかよろしくお願いいたします。

読者の方々からのご支援はポイント換算されて、作品の出版へと繋がります。
出資は一口5ポイント、購入予約と携帯投票はそれぞれ1ポイントずつ。
タイムリミットは90日。
90日以内にポイントが300点に達すると、アルファポリスで最終出版審議にかけられます。

支援していただけると、本当に、本当に嬉しいのです。
力を、貸していただけませんか?ご協力、いただけませんか?

この作品集は鬱になり始めた当初からの作品で、とても思い入れが強いものです。
私にとって、ほんとうに我が子のように愛しい存在です。
この子がひとりでも多くのひとの目に触れれば、それほど嬉しいことはありません。
もちろん、購入予約や出資、携帯投票をしていただければさらに嬉しいのですが。

私は本が好きです。
いつか、自分の本を出版したいという夢を持っています。
ここが、私の夢を叶えて、実現へと導く大きなチャンスなのです。

先回挑戦した『COLORFUL―イロトリドリ―』から、12の作品を選び出し、新たな詩を加えて編集しました。以前より、みじかい作品集になっているぶん、読みやすく、またストーリー性のあるものをメインにしたので、楽しんでいただけると思います。

どうか、どうか、ご支援していただけませんか?
作品がお気に召したら、でいいのです。

どうか、どうか、よろしくお願いいたします。


≪先回のチャレンジで応援してくださった方へ≫
先回でのチャレンジの換算ポイントは、今回には反映されません。
もういちど応援してくださる方は、お手数ですが、再度手続きをお願いいたします。

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絵筆

真っ白いキャンバスに
幾重にも色を塗り重ねて
私は
自分の思いどおりの絵を描こうとしていた。

徐々に浮かび上がる
きれいな肖像が
愛おしくて
愛おしくて
ずっと
食べるものも食べず
飲むものも飲まず
そのキャンバスを
ただそれだけを見つめながら
ひたすら自分の思う絵を描こうとしていた。

それは
紫色を
パレットからすくい
白いキャンバスに塗り重ねたときのこと。

ぽきり

頼りない音を立てて
私の絵筆は折れてしまった。

目を疑った。
耳を疑った。
私の世界は
重く軋んだ音を立てて色褪せた。

哀しい、
とか
言葉は薄っぺらくてなにも言えない。

私は泣いた。
泣いて
泣いて
泣いて…。

いったいどれくらい泣き続けていただろう。

ぽんぽん、

軽やかに肩を叩かれて
私は顔を上げた。

ちいさな男の子が
接着剤を差し出していた。

「あなた、だあれ?」

私が問うと、男の子は哀しげに笑って
首を横に振った。
そして
接着剤を私にぎゅっ、と押し付けると
風のように走り去っていった。

私は、
自分の手を見、
その中の筆を見、
描きかけのキャンバスを見た。
そして
接着剤を手にすると
右手に残った木の切れ端と
左手に残った木の切れ端を
ぎゅっと
くっつけた。

私の絵筆は
もう一度
『絵筆』と呼べるものになった。

思いどおりにでなくていい。
描けるのであれば、それで。

私はふたたびキャンバスに向かい
筆をとった。

…――

そのキャンバス

あなたは
ココロ

呼んでくれた。


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ちょっと近況報告。

この“日記”カテゴリに最後に書き込んだのが、昨年の6月。
それからの経過です。

ずっと、ゆるやかな下降と上昇を繰り返していたのですが、
今年年始にいちどきに心の調子を崩し。
2度の大量服薬をしました。
1度目は救急車で搬送され、2度目は父に連れられ主治医のもとへ。
…と、6週間ほどつらい時期を過ごしました。
なにをしても楽しいと思えず、詩作にも、絵画にも、なかなか意欲が湧かず。

でも、そんななか、将来の夢を見つけました。
“童話作家”です。
すこし気恥ずかしいのは、まだまだ、夢を語る心の用意ができていないからなのでしょう。
いつか胸を張って、これが私の夢、と言えるといいな。

それでも。
ここ2週間は、とても調子がいいです。
今日はお天気のせいかすこし湿りがちだけれど、落ち込み、と呼ぶほどのものではなく。
大好きな詩作もできるし、文章も書ける。お天気がよければ、外へでかけることもできています。

そんななか、先日の診療で主治医の先生に、2、3か月の入院を勧められました。
…正直、まだ抵抗があります。不安もあります。
明日が診療日なので、また相談です。
私としては、このまま自宅療養という形をとりたい。
その意志を、きちんと伝えてきたいと思っているのですが…はたしてどうなることやら。

おおきな岐路に、立っていると感じます。

どの道を選んでも、私の人生は私の人生。
私は「私」になるために生まれてきたのでしょう。
大丈夫、きっときっと正しい道を選べるから…。


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花の香

花にはまだ早い季節ですが
濡れ縁の木戸を開けると
ほのかに梅の香りがしました。

覚えていますか?
昨年
あの月夜
あなたは私を抱きしめて
おなじ梅の香を。

光の中では見えない花が
闇の中に浮かび、とてもきれいでしたね。

庭の池に月がゆらゆら浮かび
あなたは小石を投げてその月を壊しました。

私は今でも思います。

もしもあの時あなたがあの月光を壊さなければ…と。

私は
ひとり
縁側に座り
水に流るる月の光を眺めています。

あなたは彼の岸へ。
儚く淡い夢のような恋でしたね。

けれど。

あんなにひとを想ったのは初めてのことでした。
あんなにひとを想ったのはさいごのことでした。


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わたしの背丈は
あなたの半分にも満たない。

わたしのお仕事は
あなたのお仕事の60分の1。

わたしたちはおなじ壁掛け時計の中。
一緒に時を刻んでいる。

あなたはいつも忙しそうで
ろくにわたしを見てもくれない。

つまらない、と思っていたけど
呼びかければかちっと動いて笑ってくれる笑顔が嬉しくて
いつの間にか、わたしはあなたのことが好きになっていた。

あなたはきっと、“できる自分”を演じたかったのね。
いまならちゃんと分かるの、あなたの気持ちもなにもかも。

でも
あなたはあまりにがんばりすぎた。
許容量をこえて
働きつづけていたから。

「ねぇ、すこし休もうよ。かわりにわたしががんばるから」

「それはできないよ。ぼくの仕事はぼくにしかできないんだから」

あなたの言うことはもっともだったけれど
わたしよりずっと細いそのからだは
日に日にやせ細っていった。

「いいじゃない、すこし休んだって。あしたのこの時間まで休んで、それから働けば」

「それはできないよ。そうしたら、今日が困るだろう」

あなたの言うことはもっともだったけれど
わたしよりずっと頻繁に時を刻むその音は
日に日にちいさくなっていった。

とうとうあなたが遅れだした。
あなたはその事実を嘆き、自分を責めつづけた。

「あぁ、ぼくがもっとしっかりしていれば」
「ぼくのせいで、此処のときが遅れてしまうんだ」

わたしは必死になってあなたを宥めたけれど
あなたは自分を責めることをやめようとはしなかった。

あなたの命の音がゆっくりゆっくりになっていって…やがて、止まった。
あなたが動かなければ、歯車は回らない。
わたしも動けない。

わたしたちは泣いた。
ふたつめの、そして最後の、哀しい共同作業。

やがて
わたしたちは取り外され
新しい壁掛け時計が時を刻み始めた。

わたしはあなたともばらばらになって
白い灰になりました。
でも時々思い出す、あなたの時の音色。
わたしが時計だったという、唯一の証である記憶。

あなたは時計の長針でした。

そして、わたしは時計の短針でした。


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About me.

Author:かわかみ はる
うつ病という病の暗闇の底で、光を探し続ける女子大生。暗雲の切れ間から差し込む光を頼りに、すこしずつ歩いています。不安の風に負けないように、ふっと笑顔になれる瞬間を大切にしたい。


Love&Like
鬼束ちひろ/Cocco/加納朋子/三浦しをん/あさのあつこ/菅浩江/読書/詩/歌/音楽/絵/蒼空/霧雨/動物/ココア/プリン/レアチーズケーキ/私の家族


現在のお薬
◎現在のお薬◎
朝食後・昼食後・夕食後
 デパス0.5mg
 リーマス200
 アキネトン1mg
 バレリン100mg
就寝前
 ジプレキサ5mg
 マイスリー5mg
パキシル40mg
 リーマス200
 バレリン100mg
 ジェイゾロフト25mg
頓服薬
 コントミン12mg
 リスパダール1ml
レボトミン5mg

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ごめんなさい。
ひとつひとつ、読ませていただいています。
みなさん、ありがとうございます。

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